深夜MIKAのカフェタイトル

パリの水道水



よくヨーロッパの水道水は硬水なので旅行者は(特にお腹の弱い人は)気をつけた方がいい・・・と言われているけれども、生活をしているとそうも言っていられなくなる。日本に比べたら格段に安いミネラル・ウォーターだが、何しろ毎日のことなので、あの重さは憂欝の種だし、外食をするときも貧乏学生の私たちはほとんど何の変哲もない水道水で済ましている。料理を作るときだって水道水を使うわけだし、体さえ慣れればどうってことはないわけだ。ただ石灰分が多いのは目に見えて明らかで、水まわりやガラス製品などは立ちどころに白くなってしまう。これだからイギリスの紅茶はおいしいと言われている・・・とイギリス在住の知り合いは言うのだが、私はそうは思えず、またお茶を入れたときの水面に出来る泡が気に入らないので、コーヒーフィルターを通してから使うようになった。そうしてフィルターに残るかなりの量の石灰を見ていると、どれだけたまるか試してみなくなり、そうして8ヵ月。現在、直径約10センチの瓶に2センチくらいたまっている。帰国するときまでいったいどれくらいたまるのか、とても楽しみな今日この頃。しかしこんな瓶を大事そうに持って帰ると、入国のとき怪しまれるでしょうか?